レベル1 ・ その後 ( 8-3 )
春うららかな、昼間です。
部屋に居ました。
何の前触れもなく
ふいに、
きたのです。
“呼吸してるだけで、超幸せ”が。
勿論いままでも、幸せを
感じた事はありますが
桁外れの幸せ感です。
今迄最高の幸せ感が1なら、
10000000000倍位の
幸せ感でしょうか?
いえ、数字では
言い表せられません
最高の幸せ感が
10000000000個
集まっても
どォにも
太刀打ちできない位の
幸せ感です。
次元が違って、
常軌を逸しています。
自分でも、
わかっています。
でも、そんなこと、
どーだっていい。
だって
呼吸が出来るんだもの、
素晴らしい呼吸が。
欲望も
悲しみも
苦しみも
お金も
高価な服も
御馳走も
両親も
兄弟も
友人も
仕事も
そんなん、
全部
どーだっていい
だって
呼吸が出来るんだもん
素晴らしい呼吸が。
文字通り、
全て
ぶっ飛びました。
部屋にいて、
呼吸して喜んでいる、
というのも
変な話ですが、
事実
そうだったのです。
“それ”は
いつの間にか来て、
終わっていました
何分?何十分?
覚えていません
自然にやってきて、
自然に終わったのです。